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岐阜発!温泉博物館第10話 泉質による温泉の分類

温泉の泉質は、温度やpH、浸透圧により以下のように分類されています。

(1) 泉温による温泉の分類

温泉が地上に湧出したときの温度、又は採取したときの温度を泉温と言います。泉温により温泉は次のように分類されています。
泉温が25℃以上か25℃未満かによって広義の温泉か冷鉱泉かに分類されます。25℃以上の温泉(広義)はさらに、34℃、42℃を境にして、低温泉、温泉(狭義)、高温泉に分類されます。

冷鉱泉25℃未満
温泉(広義)25℃以上
┣ 低温泉25℃~34℃未満
┣ 温泉(狭義)34℃~42℃未満
┗ 高温泉42℃以上

(2) 液性による温泉の分類

温泉の湧出時の水素イオン濃度(pH値)によって、温泉は酸性、弱酸性、中性、弱アルカリ性、アルカリ性に分類されています。

酸性pH3未満
弱酸性pH3~6未満
中性pH6~7.5未満
弱アルカリpH7.5~8.5未満
アルカリ性pH8.5以上


図4 主な温泉のpH

(3) 浸透圧による温泉の分類

入浴をしたときに温泉の成分が体内に取り込まれるかどうか(生体細胞内外の物質の移行)ということは、温泉の浸透圧に大きく影響します。
人間の細胞液(体液)に等しい浸透圧の水溶液を等張液と言いますが、それと比べて浸透圧が高い温泉か低い温泉か、又は同じくらいの温泉かということで温泉が分類されています。
等張液より浸透圧の低い温泉を低張泉、等張液と同じ浸透圧の温泉を等張泉、等張液より高い浸透圧の温泉を高張泉と言います。
これらの分類は、温泉の溶存物質総量(g/kg)
又は凝固点の値で分類します。

低張泉 溶存物質総量8g/kg未満
等張泉 溶存物質総量8g/kg以上10g/kg未満
高張泉溶存物質総量10g/kg以上

療養泉の場合、以上の分類を次示す例のように泉質名の後にかっこ書き等でに併記するのが通例となっています。

例)泉質名 単純硫黄泉(硫化水素型) (低張性 弱アルカリ性 高温泉)

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