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岐阜発!温泉療養所

温泉は、その種類(泉質)によって効能・効果が異なるそうですが教えてください。

医学的に効能が認められる温泉を「療養泉」と呼びますが、療養泉の泉質は、その主成分によって大きく次の9つに分類され、それぞれの泉質ごとに適応症が決められています。

二酸化炭素泉(炭酸泉)

湯屋温泉 飲泉場

炭酸ガスの含有量が高い温泉で、飲むとサイダーのような舌触りがすることから、「サイダー泉」と呼ばれます。
炭酸ガスの効果で毛細血管が拡張し体が温まり、高血圧・動脈硬化症に効果があるとされています。また、飲むと胃腸病に効果があり、岐阜県内では下呂市の「湯屋温泉」、「下島温泉」が炭酸泉として知られています。
炭酸水素塩泉(重曹泉、重炭酸土類泉)
重曹を多く含む温泉で、アルカリ性の成分の働きで皮膚がつるつると滑らかになります。
肌がすべすべになることから「美人の湯」と呼ばれることもあり、岐阜県内には「平湯温泉」、「中津川温泉」など幾つかの炭酸水素塩泉があります。
浴用で、切り傷、慢性皮膚病などに効果があると言われています。
塩化物泉(食塩泉)
塩分を多く含む温泉で、良く温まり、湯から出た後も湯冷めしにくいことから「熱の湯」とも呼ばれます。
浴用で、筋・関節痛、打ち身・ねんざ、冷え症、慢性婦人病、月経障害、不妊症、病後回復に効果があるとされています。
岐阜県内では、羽島温泉、海津温泉、うすずみ温泉などが塩化物泉です。
硫酸塩泉(石膏泉・芒硝泉・苦味泉)
硫酸イオンを多く含む温泉で飲むと苦みがあり、中でも石膏泉は外傷、火傷などに効力があることから、「傷の湯」とも呼ばれています。
岐阜県内には例は少なく、小坂温泉郷の「濁河温泉」がこれ(芒硝泉)に当たります。
硫黄泉(単純硫黄泉・硫化水素泉)
硫化水素ガスの匂いが特徴の温泉で、火山地帯に多くみられます。
硫黄泉には殺菌作用があることから皮膚病に効果があり、その他にも、高血圧、動脈硬化、筋肉痛・関節痛などの適応症が認められています。ただ、皮膚に対する刺激が強ので湯ただれを起こすことがあるので注意が必要です。
岐阜県内では、新穂高温泉や平瀬温泉(大白川温泉)が硫黄泉です。
含鉄泉(炭酸鉄泉・緑ばん泉)
鉄分を多く含み、湧出時には透明でも、空気中の酸素と温泉に含まれる鉄分が反応し酸化鉄が生じ、次第に茶褐色に変色します。
岐阜県内の、長良川温泉、古川温泉などがこの例で、良く温まり、婦人病に効果があるとされています。
酸性泉(明ばん泉)
強酸性の温泉で、肌にしみる刺激があります。肌の弱い人は湯ただれを起こすことがあるので、上がり湯が必要です。
慢性皮膚病などに効果がある温泉ですが、岐阜県内にはこの泉質に該当する温泉はありません。
放射能泉(ラジウム泉)

岐阜県土岐市 柿野温泉

ラジウム泉と呼ばれ、微量の放射能を含む温泉です。微量の放射能には体の免疫力を高める作用があると言われ、飲用すると利尿作用があり、尿酸を排出することから「痛風の湯」とも呼ばれています。
岐阜県東濃地方には柿野温泉、白狐温泉など多くのラジウム泉があり、温泉でけがや病気が回復したという伝説が残っています。
単純温泉(単純温泉・アルカリ単純温泉)

岐阜県下呂市 下呂温泉

療養泉のうち、溶存物質が1リットル中1グラム未満のものを「単純温泉」と呼びます。特に、pH8.5以上のものをアルカリ単純温泉と呼びます。無色透明で刺激が少なく肌触りが良いので、病後回復期の静養、手術後の療養、骨折・外傷後の療養などに広く利用されています。
岐阜県に最も多い泉質で、中でも下呂温泉は「天下の三名泉」の一つとして全国にその名を知られており、温泉街にある県立下呂温泉病院では温泉が医療に利用されています。

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