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岐阜発!温泉療養所

一口に温泉は健康に良いと言われますが具体的にどのように効果があるのですか。

温泉の健康に対する効用は、温泉の「直接的な効果」と「間接的な効果」に分けることができます。
さらに、温泉の直接的な効果は一般に、(1)物理的作用、(2)温熱作用、(3)化学的作用に分類されていますが、実際は、この三つの作用が合わさって身体に作用しています。

物理的(機械的)作用
お湯の中では体に水圧が加わり、血液やリンパ液の流れが良くなります。さらに浮力が働くことで身体が軽くなり、浴中運動を行う際、足腰への負担が少なく、また水の抵抗による負荷が加わり筋肉が鍛えられます。
温熱作用
ぬるいお湯(約38℃)に浸かると副交感神経が優位に働くので、神経系、循環器系の働きを抑制する作用があります。
反対に、熱いお湯(42℃以上)は交感神経が優位になるので、神経系、循環器系の働きを刺激することになります。
したがって、温泉療養の目的や体調に合わせ、お湯の温度を選択することになります。
化学的作用
温泉に含まれる化学的成分が身体に作用するもので、温泉固有のものと言えます。
たとえば、炭酸水素塩泉(重曹泉)は飲用することで胃酸を押さえる作用があり、また硫黄泉の持つ殺菌作用が、皮膚病に効果を表します。

以上の温泉の直接的な作用の他に、温泉(地)に行くことで得られる「転地効果」など、日常生活から離れることによる精神面での効果も大きく、温泉は、こうした作用が一体となり心身に効用をもたらします。

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